【自分をランクアップさせてくれる「革のもの」】
こんばんは。mikiri leather worksです。
本日まで家族全員がお休み=作業ができなかった、ので、
少し私のことを書きたいと思います。
mikiri leather worksでは、
ひとつひとつ手縫いで作ること、
オーダー・セミオーダーで作ること、
をこだわりたい点として挙げています。
オーダー(自分好みにカスタマイズしたものを作る)の楽しみについては、
以前、オーダーの楽しみ~想いが形になる~に書きました。
今日は、「なんで、革なの?」という部分について。
私と革グッズとの出会いは、大学入学時にさかのぼります。
今からずばり、22年前(わぉ!)。
私は、大学の入学式に持つための、ポシェットのようなものを探していました。
あちこちのかばんやさんを覗いて回っていたのですが、
なかなか思うようなものが見つかりませんでした。
疲れたな~、なかなかピンとくるものが見つからないな~、と思いながら、
ぷらっと入ったのが、BREEのショップでした。
そこで、これいいな、と思うポシェットに出合いました。
BREEはドイツのバッグのブランドで、ヌメ革が多く使われています。
使う前に、まず日のよく当たるところに置いておいてください、
2~4週間、しっかり日光浴させて育ててくださいね。
というようなことを言われました。
バッグを育てる、ということが、私にとってはとても新鮮で、
とても興味を持ちました。
形も気に入っているし、育ててみたい、とも思うけれど、値段が、、、。
高校を卒業したばかりの私には、とても高い買い物でした。
でも、革という素材、育てるように付き合っていく革、
それは、なんだか、自分を大人に近づける、
自分をランクアップさせてくれるもののように感じたのだと思います。
ずっと大切に使おう!と心に決め、えいやっ!と買いました。
この経験が、私と革との原点になっています。
そのポシェットは、今でも時々使っています。
雨シミをたくさん作ってしまっていますが、
それも思い入れが深いものになっています。
そして、大学を卒業し、社会人になる節目の時、
大学入学前と同じように悩み、清水の舞台から飛び降りて
BREEのヌメ革のシステム手帳を買いました。
これもやっぱり、「社会人になる自分を勇気づけてくれるもの」
として、持ちたかったんだな、と今となっては思います。
これから新しい世界・新しいステージに飛び込もうとしている人にとって、
自分を勇気付けてくれるような、
自分をランクアップさせてくれるような、
そんな革のものを、今度は私が作っていくことができればな、
と強く思っています。