封筒型に引き続き、二つ折りのカードケース・名刺入れを試作。
せっかくの試作なので、一粒で二度おいしくします。
いきなり出来上がっておりますが、これが開いた内側。
二度おいしい~所以は、左右の仕様の違いです。
革の裁断、縫っている部分が左右で違いますね。
左側は、ポケット部の下辺を折り曲げて作っています。
対して右側は、ポケット部分を別に裁断して縫い付けています。
どちらとも、ポケット入り口をナナメにしているので、
カードを取り出しやすい&名刺が入っているかどうかが一目でわかります。
(名刺入れは持ってるけど、名刺切らしてた~!の予防(笑))
表側から見てみると、
先ほどと左右が入れ替わっていますよ。
どちらもシンプルですね。
縫うことを考えてみましょう。
・ポケット別裁ち
3辺を縫うので、縫う距離はいちばん長い。が、縫うのは1本。
・下辺折り曲げ
縫うのは2辺のみ。かつ、1本。
・サイド折り曲げ
今回は試作してませんが、タテを折り曲げにすると、
縫うのは短辺2辺のみ。が、分断されているので2本。
私なら「下辺折り曲げ」に一票入れます。
二つ折り、なので、折り曲げてみましょう。
上に来ているのが「下辺折り曲げ」の面、下側が「ポケット別裁ち」面ですね。
いかがでしょう?
「下辺折り曲げ」のほうが丸みが出てかわいい気がします。
もう一つの要素、「コバ磨き」という点から考えても、
やっぱり「下辺折り曲げ」に軍配が上がりますね。
というわけで、「下辺折り曲げ」仕様採用です!